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2021.11.09
ホワイトニングを行っている最中には、飲食物にも気をつける必要があります。この記事では、その一例をご紹介いたします。
歯の表面に着色しやすいものとして挙げられるのは、ポリフェノール・アントシアニン・カフェイン・タンニン・カテキンが含まれている食品です。そのため、以下の着色しやすいもの(食品・調味料・飲料など)はできるだけ控えましょう。
豆乳・豆腐・納豆には、イソフラボンというポリフェノールの一種が含まれていて、歯の黄ばみの原因になります。レモン・酢の物・ドレッシングといった酸性の強い食品は、歯の表面を覆っているペリクル(保護膜)が剥がれてしまいます。
また、ヨーグルトは白色なので大丈夫と思いがちですが、ヨーグルトには乳酸菌が含まれており酸性度が高いため、ホワイトニング中は控えたほうがいいでしょう。
次に、食べても大丈夫な食事をご紹介させて頂きます。
これらの食材・料理はホワイトニング中に食べても大丈夫ですが、パスタのソースはペペロンチーノやカルボナーラ、ラーメンも塩ラーメンなど、比較的着色しにくい白色系のものを選びましょう。
そのほかにも、大根サラダ(ドレッシングは少量か、マイルド系のものを選ぶ)、白身魚のソテー、塩コショウのハンバーグといった食べ物も大丈夫です。
しかしながら、ご紹介したNGな食べ物をどうしても食べたくなったり、食べ物を選べない状況が出てくるかと思います。
その場合は、食前にミネラルウォーターを一杯飲んだり、ストローを使って飲み物を飲むなどで、歯の着色を防止する方法があります。
歯の表面は乾燥していると着色しやすい特徴があり、食前にミネラルウォーターを飲むだけでも大きな違いが出てきます。飲み物もストローを使うことで、歯面に直接当たらないように飲むことができ、着色を防ぐことが可能です。
ホワイトニング施術後の歯の表面は乾燥しているため、いつもより着色が付きやすいことから、食後には必ず適度なブラッシングが必要です。
また、ホワイトニング後のフッ素コーティング(虫歯予防)は、通常の歯の状態よりもフッ素を吸収しやすい特徴があります。ホワイトニング後のお口のトータルケアができるだけではなく、虫歯予防にも効果的なため、オススメです。
なお、ホワイトニング後の白い歯は永久に続くわけではありません。一般的に持続効果は3~10ヶ月程度と言われています。
効果を持続させるには、日頃の食事を患者様自身が気を付け、適切な指導のもとホワイトニングすることが、効果を最大化できるポイントになります。
そのため、歯の白さをずっと保つためには、定期メンテナンスによる経過観察とホワイトニングの持続が何よりも大切であり、当院ではホワイトニングを終えられた患者様も、引き続き定期的に通院いただくよう勧めております。
徳島在住の方はもちろん、県外からお越しの患者様もぜひ当院へお越しください。
ホワイトニング中はご紹介したとおり、食事にも気をつかう場面が多々あるため、とても大変かと思います。
当院では、このようなホワイトニングのお悩みはもちろん、少しでも気になることがありましたら、いつでもご相談下さい。当院の歯科医師・歯科衛生士が、お口の中のお悩みを聞いたうえで、最善の治療や対策をご提供いたします。
■ 記事監修者:歯科医師 庄野太一郎
徳島県出身、昭和大学歯学部卒業。医療法人庄野歯科診療所の理事長として、庄野歯科医院徳島院、庄野歯科医院北浜オフィスを開設。国際インプラント学会に所属し、インプラント治療の技術研鑽に努め、四国初のインプラントセーフティーマーク取得医院として認定。現在、関連書籍も出版。